元『企業戦士』の1日1歩ブログ ~素晴らしき日常~

のんびりいこうやない。今日も明日も、明後日も。

f:id:chihiro_dayori:20170523173117p:plain

1ニチ1ポブログ

- 企業戦士がWEB経験0からはじめるSTEPUPブログ -

【時給1500円⁉】若者らのデモに応える為にはどうすべきか「前向き」に捉えてみる

f:id:chihiro_dayori:20170511225129j:plain

正直に言うと、この記事には驚いた。

某ファストフード店で働く若者らが、賃金アップを求めるデモを行った記事だが、時給1500円という要求を訴えている。既に2015年秋から抗議活動は行っているとのこと。www.huffingtonpost.jp

記事レベルでの自身の浅はかな意見にはなるが、少し筋道の通った意見ではないのかなと感じる。特にこの部分。

若者たちは「1500円は『健康で文化的な最低限度の生活』に必要な最低限の金額です」「1000円じゃなくて1500円と言うのは、ちょっと夢があるから。夢があるというのは(生活の)リアリティーがあるということ」と訴えた。(吉沢龍彦)

 『健康で文化的な最低限度の生活』と言葉の定義が少し…。健康とはどの程度なのか。文化的とはどの水準まで達成する事なのか。そしてその根拠はどこにあるのか。

「1000円じゃなくて1500円にして欲しい理由は「夢」があるから。」これは少しパンチの効いたコメントである。どうしても「お金」にまとまりついてくる「対価」という概念。そこを「夢」と言われてしまうと特に経営者視点で物事を考えている人達からは炎上必至でしょうね。

デモなんざやってる余裕あるなら真面目に働いて評価に繋げろ。
自分を高く評価して欲しいなら正規雇用してもらう努力をしろ。
今の境遇は誠実に仕事と向き合ってこなかった代償と理解しろ。

引用元:http://www.huffingtonpost.jp/2017/04/15/1500-aequitas_n_16043220.html

こういった意見が来るのは当然かなと。

ただ1500人のデモ参加者の中には連合や全労連などの傘下組合のメンバーも集まったとのことでなかなか本格的。

その人達が若者たちの言葉に耳を傾けた理由って何だろうって思ったら、少し気持ちを切り替えて考えられるかもと思い、前向きに捉える事に。

記事だとどうしても面白いネタを書いたほうがいいから、批判的な内容が主になるのは致し方ないと思う。

でも本当に求めている人達はおそらくいる訳で、若者定義がわからないが、逆にどうやったら時給1500円になれそうかを検討してみたい。

「やはり会社が動くための根拠を作っていくべきか。」が今回の肝。当たり前のことだけど3つ。

【対策①】時給に見合った働きをする。

つまり、現在の最低賃金が時給932円なら時給1500円は1.61倍の働きをすればいいということ。なので今まで10人でやってた仕事はサービスの質を変えず6.21人で回すことが出来れば一人当たりへの賃金はUPするということ。結局は一人当たりの生産性がお金に反映してきますので、一人当たりの生産性が高まれば自ずと給料は高くなる傾向に。でも人手不足もひとつの要因になり、デモを行っていることを考えると、ちょっと簡単には言えない対策かもしれないが。。

【対策②】時給1500円以上のその他同種企業の事例の紹介。そことの仕事の任せ度合いを比較し、対価が十分に得られていないとの証明。

外食産業におけるその他企業で1500円以上支払われているところがあれば、そことの徹底比較を行う事で自社の対価が十分に得られていないとの証明を図る事。海外との比較は少し生活環境や経済状況も違うし、できれば国内のほうがいい気が…

【対策③】人件費がかさむ事へのリスクヘッジ案の提示。

非正規労働者比率が高ければ高いほど当然、約1.61倍の人件費UPのダメージは大。仮に100億円の人件費を払っていたのであれば、161億円となり、61億円は超過。この61億円をどこでリカバリーするかをプラン立てする必要があるかもしれない。潰れてしまったら、それこそ笑い話なので。

あとは他の雇用形態のことも考えてみる。

言わずもがな「非正規労働者」の給料を上げたら、当然ほかの雇用形態のことも考える必要があるからね。

さまざまな雇用形態|厚生労働省

雇用形態が様々あるのは事実な訳でやっぱりどこかを上げたら、どこかもいうのが世の常なんじゃないかな。絶対正規社員から見ても、時給1500円になったら流石に反論する人も出てくると思う。だって同じぐらい働いたら正規社員の初任給より高くなってしまう計算だから(笑)

1500円/時×8時間→12000円/日×22日(週5×4)=264,000円

これは少しきついですよね(笑) とても高いです(笑)

まとめ

良く悪くも大きく物事を変えることは言葉の通り「大変」で、その第一歩がデモ活動だとしても、別に事の始まりがどうであれ、いい方向に行けばいいからね。

デモをする迄には沢山の苦労や悩みがあったのだろうと思う。だって、デモ活動って結構勇気いりそうだし、人集めるのも大変そうだし。。

因みに確かにこんなことを達成出来たら、私が学生時代ならめっちゃ嬉しい。(今なら怖い(笑))

だって最低賃金が時給932円から約550円UPだもんね。

でもびっくりしたのが、私が大学生だったのは10年前くらいだけど、その時830円とかだった気が…(笑)アルバイトで1年で時給上がっても私は30円UPぐらいだった。時代は変わるものですね。諸先輩方はもっと安かったはず。

だから意外と少しずつ高くはなっているかもしれない。

経済学者でもないので別にどの答えが正しいかははっきりと言えないが、あくまで持論で私がもし経営者ならやっぱり会社もボランティアじゃないから、数字による裏付けは欲しいかもしれない。(あるなら、すみません。)

f:id:chihiro_dayori:20170416184633j:plain    (画像の出典:http://健康法.jp/archives/6678)

上記で見ても、日本は他国と比較してもまだまだ賃金水準が低いのも事実だし、平和な解決が出来る事を願っております。

デモするぐらいなら私なら時給高いところに行こうって思ってしまうけど、なんだかんだで某ファーストフード店が好きなんだろうなと思えるからその点はホッとする限り。

おしまい。

文字数→2683字。作成時間→1時間13分。

 

参考URL

1.マクドナルドの「時給1500円」で日本は滅ぶ。 : シェアーズカフェのブログ

2.なぜ最低賃金1500円デモは支持されないのか?(中嶋よしふみ) - 個人 - Yahoo!ニュース

3.「最低賃金1500円に上げろ!」エキタスが新宿で街頭活動 大学教授や野党議員も応援に駆けつける | キャリコネニュース

4.#エキタス hashtag on Twitter