元『企業戦士』の1日1歩ブログ ~素晴らしき日常~

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【書評】ポジティブの教科書-自分も周りの人も幸運体質になる3つの基本と11の法則

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書道家として著名な武田双雲氏による幸運を引き寄せる為の方法を紹介する書。ポジティブの教科書には、幸運になる為にはポジティブに捉えることが重要であり、そのポジティブになる為のメソッドが細かく丁寧にまとめられており、大変参考になった。

日ごろからポジティブな選択が出来るように意識している方には 、視野を広げるうえでも必読の一冊だ。なぜなら、著者自身が『幸運体質』になる為に、「毎日を幸せに生きるためにどうすればよいか」を追及し、実践しているからである。

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毎日幸せに生きられ、幸せな人達に囲まれるためにはどうすればよいか。その源泉は3つの基本的な考え方と11の法則からなると紹介している。

幸せになる三つの簡単な基本

①.幸せを与えること
②.幸せであることに「気づくこと」
③.幸せな言葉を発し、幸せな態度をとること。

本著ではこの三つをやって、不幸になれるわけがないと論じている。

そもそも「幸せ」というのは、曖昧で人によって基準が違う点を理解して行動するべきであると。また、多くの人が幸せの基準が「他人との比較」の上に成立している状況であり、それは幸せを見失う要因になるとも述べている。

例えば

あの人よりお金をたくさん稼いでいるから幸せ

あの人より友達がいっぱいいるから幸せ

等といったことである。

他人との違いで判断する「幸せ」ほど、不安定で曖昧な物差しはない。相手云々ではなく「自らを幸せになること」、これこそ幸せを引き寄せる為には重要である。

そのことを踏まえて、幸運体質になる為の実施するべき11の法則を各章ごとに紹介をしている。

幸運体質になる為に実施したい11の法則

第1章. 感謝
第2章. とらえ方
第3章. 人間関係
第4章. 不安
第5章. 苛々
第6章. 行動
第7章. ヴィジョン
第8章. 言葉
第9章. 気づく
第10章. 上機嫌
第11章. 与える 

11の法則も各章、様々な視点で書かれており、全318ページの中に計95個の考え方が書かれている。ここからは11の法則から一部、ご紹介をしていきたい。

恩返しスタイル

これは第1章『感謝』に書かれている感謝法である。本著では以下の通り、紹介されている。

恩返しスタイルは感謝を先に感じて、先に満たされるスタイルのことです。P.22 L4

つまり、日ごろから関わる人達に心から感謝しながら接することで、日々、感謝の気持ちを忘れないでいられるとの考え方である。 そうすることで、これまで気づかなかった恩や恵みにも気づき始めるとも述べている。

確かに普段から当たり前のように接する人には、感謝の気持ちを忘れがちだが「するのが当たり前」ではなく、「して貰っている」との思いでいれば、感謝の気持ちは大事に出来そうだなと。

本著で書かれている

「さて、今日は何を恩返ししていこうかな♪」

P.24 L9

この言葉に「先に感謝」の視点が詰まっているように感じた。

パンでいい→パンがいい

第8章『言葉』に書かれている一文字変える意識をするだけで、その言葉の持つイメージが全然変わるということが書かれている。

朝ご飯の時に「パンでいいや」って思ったことありませんか?パンの立場からすると「おい!えらいお粗末や扱いやないか!」って、怒りますよね(笑)。 P.252 L2-3

この「で」と「が」の1文字の違いには、「選択肢がないので仕方なく」なのか「求めている」のかの違いがあり、イメージには雲泥の差がある。

普段何気なくいってしまっていること、例えば

そのお店いい

それいい

「そのお店がいい」、「それがいい」に変えるだけで随分、相手に与える印象は変わりますし、気を付けなければ、良く言ってしまう内容。こういう些細な言い回しを変えるだけでも人に対する姿勢は大きく変わる。

ひらがな1文字で人生は変わる

P.252 L15

まさにその通りだなと。

今を味わう

第9章『気づく』に書かれている考え方。将来をよくしたいと思うあまり、今の幸せな時間を噛みしめていないのではないだろうか。

過去を感じるのも「今」。未来を想像するのも「今」です。僕らは「今」に生きています。「今」の積み重ねが未来をつくっているのです。

P.266 L14-P.267 L1

つまり、今があってこその未来であり、過去であるので、今をしっかり味わうことが大事であると述べている。本著ではペットボトルを例えに紹介されているが、筆者自身の今を例にすれば、

この記事を書けるのも、
・今の世の中にパソコンがあったおかげ、
・はてなブログがあったおかげ、
・この本があったおかげ、
・ここまで育ててくれた家族のおかげ

と想像力を膨らませ、今に目を向け深く味わう・味わい尽くすことで、心は満たされるということに繋がるのだと論じられている。

最後に|本を読み終えて

本著で一貫して言えることは、まずは自らが「幸運体質」になること、つまり”自らが幸せな視点で物事を考えられれば、身の回りにいる人達にも幸せを運ぶことが出来る”という点である。

相手のことを本当に幸せにしたいと思っているのなら、まずは自分が幸せを感じる人間であることが大切だとのこと。

本著では元の性格は関係なく、ポジティブになりたいとの思いがあれば、変われると。

大事なのは、まずはどれか一つでも実践する姿勢と、変わりたいという信念があればいいのだろう。

この本には、その変わりたいと思える気持ちを鼓舞させる魔法の言葉が散りばめられている。まずはその言葉を信じて、行動し、少しずつ自分の腹に落とし込むことが出来れば、自然と幸運体質になっていくのだろう。

おしまい。【文字数:2458文字、作成時間:1時間30分】 

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