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『メンタルヘルスマネジメント検定ⅲ種』を独学で「100点」取ったのでその勉強法を紹介する

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更新日:2018年3月27日

2017年3月19日に「メンタルヘルスマネジメント検定ⅲ種」第22回試験を受験しました。約1カ月後に結果が届き、無事「合格」出来ました!

しかも「100点」満点合格!今回はその時に勉強した方法をご紹介したいと思います。

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第22回試験にて100点合格!

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決して難しいことはせずとも合格は十分に出来ますので、今回は検定の説明と実際に行った勉強法をご紹介致します。

1.メンタルヘルスマネジメント3種の概要

1-1.そもそも「メンタルヘルスマネジメント検定」とは

『職場における各々の立場に応じて必要なメンタルヘルス対策の知識や対処方法を学ぶ為』に作られた資格です。

簡潔に言うと、メンタルヘルス対策とは「心の健康管理」。

メンタルヘルスマネジメント検定とは『心の健康が乱れた際に起こる「ストレスやカラダの不調」に対して正しい知識を習得し、適切な対応を行えるようにしましょうね』との資格です。

1-2.ストレスは年々増加傾向、資格の需要も高い

働く人々のストレスは年々増加傾向にあり、比例して「心の健康問題」を有する労働者の割合も増えています。

そこで企業の人事・労務担当者、管理監督者、一般社員などが、それぞれの役割・階層に応じて必要なメンタルヘルス対策の知識や正しい対処方法が学ぶためにつくられたそうです。

1-3.メンタルヘルスマネジメント検定は公的資格

大阪商工会議所によって2006年に開発され、商工会議所法に基づき、統一の基準により全国規模で実施している「公的資格」です。

1-4.受験者数と合格率は

初年度である2006年は1万591人の受験されました。現在は4万を超えるようになり毎年受験者数は増えているようです。

参考URL:http://www.osaka.cci.or.jp/Chousa_Kenkyuu_Iken/press/160303mental.pdf 

今後も増えていくと予想。電通社の一件以降、労働問題はどこの会社も力を入れている案件。最近では、会社で推奨資格とする企業もあるそうです。

>>直近5回の受験データ

資格級 Ⅲ種 Ⅱ種 Ⅰ種
第23回 75.7%
(2986人/3944人)
51.1%
(4333人/8481人)
18.7%
(306人/1634人)
第22回 80.0%
(3367人/4209人)
67.9%
(6521人/9607人)
-%
(実施無)
第21回 78.1%
(3495人/4473人)
49.3%
(4733人/9601人)
18.3%
(296人/1610人)
第20回 82.3%
(3627人/4408人)
54.6%
(5003人/9165人)
-%
(実施無)
第19回 78.4%
(3200人/4081人)
48.7%
(3711人/7620人)
11.7%
(185人/1586人)

合格率についてはⅢ種が約80%、Ⅱ種が約50%、Ⅰ種が約15%といったところです。
Ⅲ種については『難易度は低め』に設定されております。

1-5.資格級は3種類

対象別に3つのコースから構成されております。筆者は現在「一般社員」ですので、まずはⅢ種を取得することにしました。

《III種》
セルフケア
目的 >>自らのメンタルヘルス対策の推進
対象 >>一般社員
知識 >>自らのストレスの状況・状態を把握し、不調に早めに気づき、自らケアを行い、必要なら助けを求めることができること
《II種》
ラインケア
目的 >>部門内、部下のメンタルヘルス対策の推進
対象 >>管理監督者(管理職)
知識 >>部下の調子に普段から配慮し、部下のカラダの不調のサインを察知し、安全配慮義務に沿った対応が行えること
《I種》
マスター
目的 >>社内のメンタルヘルス対策の推進
対象 >>人事労務管理スタッフ、経営幹部
知識 >>メンタルヘルスケア計画、産業保健スタッフなどとの連携、教育・研修などの企画・立案・実施ができること

1-6.キャリアアップに繋がるか?

率直にいえば、この資格をメインに就職やキャリアアップは難しいと思います。

ただ「自己啓発」の一つに取得する場合は、現在企業の中でも注目の資格ですので取得していて絶対に損はないと思います。「ちゃんと働き方を考えているのね」という意思表示には必ずなるはずです。

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2.勉強で使用したテキストと過去問

2-1.資格勉強で使用したのはこの3冊

公式テキストと過去問、そして補足テキストの3冊をしっかり復習するだけで十分に合格を目指すことが出来ます!

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勉強の割合は以下の通り。

  1. 公式テキスト:50%
  2. 過去問:40%
  3. 補足テキスト:10%

後は本に書かれているデータの最新情報を政府資料から確認するといった流れです!正直、補足本はなくても良かったかもしれません。

2-2.なぜその本で勉強したか

ポイント

・公式テキストからほぼ試験問題は出ますので絶対、必要
・寧ろ、これがないと逆にきついと思います。

ポイント

・公式テキストからほぼ出る為、公式の過去問集も絶対あったほうがいいです。
・試験で出てくる内容が出てるので、傾向をつかむ上で最適

ポイント

公式では物足りない……そして資金に余裕があれば、お勧めの一冊。公式テキストのみでも合格は出来ますが、確実に合格したいなら、出題ポイントを掴む点でナイスな一冊!

3.勉強方法

3-1.勉強時間は1週間集中すれば合格できます!

インターネットで検索すると、資格サイトでは「1カ月必要」などと書かれていますが、あくまで筆者が実際に勉強した限りでは1週間、集中すれば合格圏内にはいけると思います。

筆者は正直、約3日間で合格に繋げることが出来ましたので。勉強時間にして、約17時間程だと思います。

実際にどのようにして勉強したのかをご紹介致します。

3-2.最初の1時間|出題数の把握

試験の全体像を知ること。「敵を知ることがまずは大事」との考えで、試験問題を把握し、学習ポイントを理解することを一番最初に行います。

この考えは、筆者はどの資格でも同様に実践しております。

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【メンタルヘルスマネジメント検定での具体例】

>>3種は全50問でマークシート方式の試験であることを把握。

>>50問の内訳を把握し、出題数の多い箇所は重点的に勉強。

3-3.次の3時間|公式テキストをまず読まずに、過去問を1回通す。

この時間が非常に重要で、公式テキストを読まずに、まずは自らの常識で過去問にチャレンジします!そして、間違った箇所にチェックを入れること。

間違った箇所は「現状のレベル=まだ勉強していない自らの感覚」です。自らを知る点で出来なくても、全然OKです

3-4.次の7時間|公式テキストを1回読み通す。

過去問終了後に1度、公式テキストを読み通します。公式テキストを読む時間は人によってスピードは違うと思うので、ここは「時間」と「自らが集中してムリなく進められるペース」で問題ないと思います。

学習の実

公式テキスト内で紹介されている資料は一度、自分で調べる

※最新情報に変わっている場合があるので調べることをおススメします。また実際にサイトを調べたほうが、頭に入ります。

>>例:公式テキスト内で出てくる「心の耳」のサイト 

こころの耳|厚生労働省サイト

3-5.次の1時間30分|再度、過去問に挑戦

最初から過去問を通す必要はなく、間違った箇所をしっかり解くことが出来るかを確認致します。間違った箇所のみを解く理由は、公式テキストを読む前に出来た問題は、元の感覚で解くことの出来た問題だからです。

再度、過去問を行い、正解ならOK、間違えたならもう一度チェック。

3-6.次の1時間30分|2回目以降に間違った箇所は公式テキストを読み、やり直す

2回目以降に間違った問題は苦手問題だと思います。そしてその問題を解決する方法は「なぜ間違ったのか」を公式テキストを読みながら、追及していきます。この時間で徹底的に理解します。

公式テキストを一度読んでも理解できない問題は、要注意問題なのでネットで調べるなり、根っこから徹底的に分析します。

3-7.最後の3時間|試験前に過去問をもう一度やり直す

過去問を全部最初からやり直して、問題無ければ終了です。その後は、「重要ポイントをテスト前に少し復習する」との流れで進めていきました。

社会人の心構えを学ぶ上で役に立つ資格

筆者はこの勉強方法で無事合格することが出来ました。

そして何よりも勉強することで「ストレスの基礎知識」とか「ヘルスチェックの仕方」など意外と出来ていないことや知らないことが沢山あり、知識習得の視点で学びがありました

働き方改革やセルフケアが叫ばれている中、この資格で働く姿勢を学ぶ価値はありです。是非「何か資格を取りたい」とか「勉強したい」と考えている人は、是非、メンタルヘルスマネジメント検定を受けてみるのはどうでしょうか。

次回の試験日程

・第26回
試験日 ・2019年03月17日(日)
実施コース ・Ⅱ種(ラインケアコース)
・Ⅲ種(セルフケアコース)
申込日 2019年01月09日(水)~02月08日(金)

年に2回開催の試験で、2019年は3月の実施が1回目になります。

メンタルヘルスマネジメント検定を調べる

※ご留意:あくまで筆者独自の勉強法の為、別の方法もあると思います。ひとつの参考までに。

おしまい。 【文字数:4575文字。作成時間:4時間30分】

 

参考URL